ブラッド
第73章
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 毎日外回りが続き、疲労があった。


 仕事が終われば、自宅マンションに寝に帰る。


 眠る前に軽く缶ビールなどを飲むことがあった。


 寝酒は体に悪いのだが、こうでもしないと寝付けない。


 そしてその週も土曜になる。


 朝起きて、上下ともスーツを着用し、コーヒーを一杯淹れて飲んだ。


 軽く食事を口にし、洗面も済ませてから、署へと向かう。


 刑事課にある捜査本部で事務作業を行った。


 伊里町を待つ。


 他の刑事たちは二人一組になり、捜査に向かっていた。


 相方はいつも遅い。


 だが、警官としての腕は確かで優秀なので、見逃している。

 
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