あなたにspark joy
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「可愛いシーラカンスだね」
篠宮さんがクスッと笑って玄関に嫌々置いている水槽を見つめた。
「兄が急に海外勤務になっちゃって」
「知ってる?」
「何を?」
私が篠宮さんを振り仰ぐと、彼はニヤニヤしながら先を続けた。
「今は20センチ弱くらいだけど……アロワナって、めちゃくちゃ大きくなるんだよ」
えっ?!
怖いこと言わないで欲しい。
「私、アロワナの生体に詳しくないので分からないんですけど、この大きさがMAXじゃないんですか?」
「俺の友達の家には50センチのアロワナがいるよ」
「……マジで?!」
「うん」
クソッ、あのアホ(兄)め。
「……要ります?」
「は?」
「このアロワナ、篠宮さんさえよかったら貰ってくれたら嬉しいなー、なんて」
「いや、お兄さんのアロワナなんだろ?」
……そうなんだけれども。
ほんと、呪ってやりたい。
「可愛いシーラカンスだね」
篠宮さんがクスッと笑って玄関に嫌々置いている水槽を見つめた。
「兄が急に海外勤務になっちゃって」
「知ってる?」
「何を?」
私が篠宮さんを振り仰ぐと、彼はニヤニヤしながら先を続けた。
「今は20センチ弱くらいだけど……アロワナって、めちゃくちゃ大きくなるんだよ」
えっ?!
怖いこと言わないで欲しい。
「私、アロワナの生体に詳しくないので分からないんですけど、この大きさがMAXじゃないんですか?」
「俺の友達の家には50センチのアロワナがいるよ」
「……マジで?!」
「うん」
クソッ、あのアホ(兄)め。
「……要ります?」
「は?」
「このアロワナ、篠宮さんさえよかったら貰ってくれたら嬉しいなー、なんて」
「いや、お兄さんのアロワナなんだろ?」
……そうなんだけれども。
ほんと、呪ってやりたい。