縁〜サイダーと5円玉と君の靴ひも〜
凛子は誇らしげな表情でスマートフォンをポケットに戻した。


本当はどうでもいい。

愛紗が男にモテようと女子に嫌われようと、私には関係ない。


ただ、愛紗のことを一緒に悪く言うことでなんとなく仲良くなれたりするから。

ひとつの手段として愛紗のそういうネタがちょうどいいっていうことぐらい。



教室に入ると、愛紗が相変わらず男子達に囲まれてニコニコ愛想を振りまいているのを視界の隅で見ながら席に着いた。


愛紗に対して特に嫌悪感とかないけど、あえて言うなら…


友達いなくて平気なのかなってこと。


お昼も一人で食べてるか、三年生の男の先輩に誘われて食べてるのも何度か見たけど。


一人って…私なら耐えられない。


私ならそんな思いするぐらいなら、男子に嫌われてでも無視するか拒否しちゃうと思うけど。

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