アナタの過ち



『…』

「…」

『…何してんの?』

「…チューした」

『そうだね』

「…」

『…』

「…」

『はぁ…』

呆れて言葉が出てこない。

「ねぇ…」

『何?』

「…」

『…』

「こっち向いて」

『やだ』

それを聞いた明人は、目の前に広がる海を見てる私を無理矢理右側へ向ける。

「…」

『何?』

首が痛い。

「…お願い」

あぁ。

『無理。絶対やだ』

「…」

『…』

「…」

『ー!!』

いつものパターンか。
結局こうなるんだ。



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