アナタの過ち


その日をきっかけに、直哉はほぼ毎日私を迎えに来た。

大変だから、と断っても来る。

でもだからと言って何かしてくるわけでもなく、本当にただ迎えにきて家に帰るだけ。

何を考えてるんだろう?

私には分からなかった。

時には一緒にご飯を食べて。
時には海の近く、車の中で喋る。

でもやっぱり苦じゃなくて。

楽しかった。





< 131 / 147 >

この作品をシェア

pagetop