アナタの過ち
それからは特にやる事もなく、ずっとお喋りしてた。
時折鳴る亮の携帯は気になったけど。
「夕飯ピザでいい?」
『え?うん』
いつ帰ろう…。
そんな事を考えながら、まぁ楽しく普通に過ごした。
ふと、何の気なしに窓を見るともう真っ暗。
『やばい!!今何時ですか?』
「もうすぐ21時半だけど?」
『帰らなきゃ!!』
私の家は厳しい。門限は17時。
守ったのなんて数回だけど、 さすがにこの時間はまずい。
『私もう帰りますね!』
焦りながら帰りの支度を始めた。
「は?ふざけんなよ」
部屋の空気が一瞬にして変わる。
だけど、この時の私には恐怖心なんて全く無い。
焦りだけ。
『ふざけてません。帰ります』
「泊まってけばいいじゃん」
『そっちこそふざけないで。無理』
「俺が決めた。泊まれ」
何言ってるのこの人。
『私が家で怒られるの』
「そんなん知らねぇよ」
『は?』
イライラして口調も荒くなる。
「は?じゃねぇよ」
『帰るから』
ゴソゴソと荷物をまとめる私に、容赦無く怒号が降り注ぐ。
「泊まれって言ってんだろ!電話しろ、電話!」
うるさいなぁ。
『何?代わりに話してくれんの?』