Another moonlight
エリコとホノカの会話を聞きながら、ユキはテーブルの下でギュッと拳を握りしめた。
(私と一緒だ…!ってことは…。)
「なにそれ!!これから結婚しようって言ってる相手に、借金してでも金出せとか、普通言わないよ!」
まるで自分のことのように、ホノカは不快感をあらわにした。
「だよね。だけどホラ…その時の私の頭の中は普通じゃなかったから、まったく疑わなかったんだ。元々ショップを持つつもりだったし、オープン資金でそれくらいの貯金はあったから、それで結婚までできるなら一石二鳥だって。」
「幼馴染み、よくぞ止めてくれた!!」
「彼は司法書士でね。その手の話には敏感だから。その頃、事務所に同じような相談してきた人がいたんだって。だから絶対やめとけって、必死で私を説得してくれた。」
ユキは、マナブの勘は正しかったのだと思いながら白ワインを一口飲んだ。
「それで…それからどうなったの?」
「お金を渡す約束をしてたんだけど…幼馴染みが代わりに行ってくれたの。それでもう二度と私には関わるなって言ってくれた。」
「その後は?」
「一度も会ってないし、連絡もまったくないよ。それでやっと、やっぱり詐欺目的で近付いてきたんだなって気が付いた。結婚できなかったことより、そんなのに自分が騙されてたことの方がショックだったな。」
(私と一緒だ…!ってことは…。)
「なにそれ!!これから結婚しようって言ってる相手に、借金してでも金出せとか、普通言わないよ!」
まるで自分のことのように、ホノカは不快感をあらわにした。
「だよね。だけどホラ…その時の私の頭の中は普通じゃなかったから、まったく疑わなかったんだ。元々ショップを持つつもりだったし、オープン資金でそれくらいの貯金はあったから、それで結婚までできるなら一石二鳥だって。」
「幼馴染み、よくぞ止めてくれた!!」
「彼は司法書士でね。その手の話には敏感だから。その頃、事務所に同じような相談してきた人がいたんだって。だから絶対やめとけって、必死で私を説得してくれた。」
ユキは、マナブの勘は正しかったのだと思いながら白ワインを一口飲んだ。
「それで…それからどうなったの?」
「お金を渡す約束をしてたんだけど…幼馴染みが代わりに行ってくれたの。それでもう二度と私には関わるなって言ってくれた。」
「その後は?」
「一度も会ってないし、連絡もまったくないよ。それでやっと、やっぱり詐欺目的で近付いてきたんだなって気が付いた。結婚できなかったことより、そんなのに自分が騙されてたことの方がショックだったな。」