冷たい王子とチビな私
「私べつに...」
気分悪くないと言おうとしたけど
『...今なんかいったらあとがすごいことなるよ』
彼の囁きに冷や汗がたくさん出た。

「...大丈夫かぁ?」

抱っこされたままの私の顔に手を当てて心配してくれる、赤田くん。
優しいなぁ。

フイッ!!

勢いよく方向転換された。
『じゃあ、これで。』
赤田くんをおいてけぼりにしてその場を後にした
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