オオカミ御曹司に捕獲されました
談話室から百メートル程歩いた住居棟の一階に、梨花のおばあさんの部屋があった。
段差のない玄関に手すりのある廊下。
足の悪い老人には安心だろうな。
見たところ施設は整ってるし、入居するにもかなりのお金がいるんじゃないだろうか。
梨花には父母がいないのに経済的に大丈夫なのか。
おばあさんが資産家ならいいが、少し心配になる。
「お邪魔します」
靴を脱いで部屋に上がると数メートル先にあるリビングに入る。
右手に小さなダイニングテーブル、左手にはソファーと小さなテーブル、四十インチ程の大きさのテレビがあった。
「杉本君、ソファーに座ってて」
梨花にそう声をかけられるが、ダイニングテーブルの上に置いてある絵と色鉛筆が気になって、ダイニングテーブルの横に立つ。
段差のない玄関に手すりのある廊下。
足の悪い老人には安心だろうな。
見たところ施設は整ってるし、入居するにもかなりのお金がいるんじゃないだろうか。
梨花には父母がいないのに経済的に大丈夫なのか。
おばあさんが資産家ならいいが、少し心配になる。
「お邪魔します」
靴を脱いで部屋に上がると数メートル先にあるリビングに入る。
右手に小さなダイニングテーブル、左手にはソファーと小さなテーブル、四十インチ程の大きさのテレビがあった。
「杉本君、ソファーに座ってて」
梨花にそう声をかけられるが、ダイニングテーブルの上に置いてある絵と色鉛筆が気になって、ダイニングテーブルの横に立つ。