オオカミ御曹司に捕獲されました
ダイニングテーブルに朝食を用意すると、俺は杉本さんに声をかけた。

「出来たぞ。飲み物はコーヒー、紅茶、オレンジジュースがあるが、どれがいい?」

「オレンジジュースをお願い出来ます?」

「オレンジジュースか」

冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、グラスに注ぐと、杉本さんの前に置く。

時間がなかったから今日の朝食はトーストにサラダに目玉焼きに、カリカリベーコンだけ。

「ありがとうございます。それにしても、江口課長は料理お上手ですのね」

この程度で感心されても困る。

「今朝のは大したことないが、そのうちとっておきのを作ってやる」

コーヒーを口にしながら、俺は笑顔で言った。

「本当ですの?」

目をキラキラさせながら俺を見る杉本さんに向かって俺は頷いた。
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