Rain Days
そんな男の態度に、次第に恐怖に襲われた。

あたしとあおは、これからどうなるのだろうか?

大丈夫なのだろうか?

ちゃんと、家に帰れるのだろうか?

一気に大きくなる不安や恐怖に、口数が減る。

そして、あおは今にも泣きそうな顔をしていた。

そんなあおの手を、あたしはギュッと握った。

大丈夫だよ。

そんな気持ちを込め、強く握った。

あたしだって、不安だったし、怖かった。

だけど子供ながらに、必死に強がって見せた。

あたしが、あおのことを守る。

気が小さくて、泣き虫なあお。

だから、あおはよくイジメられていた。

そんなあおのことを、あたしはよく守っていた。

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