今夜、あなたの胸で……《完全版》
それに気づくと、もう琉生のことしか考えられなくて。



「……好き……琉生のことが、好き」



想いのままに、わたしの中にある気持ちを口に出していた。


そしてそんなわたしを、琉生はぎゅっと抱き締めてくる。



「彩未……」



耳許で甘く囁くようにこぼされた声に、身体の奥がじんっと疼く。


少し緩められた腕の中からゆっくりと顔をあげると、琉生もわたしの方を見ていて。



「る、いっ……」



そうこぼしたわたしの声を塞ぐように重ねられた唇。


ゆっくりとわたしのすべてを喰い尽くすように咥内を侵していく琉生の舌は物凄く熱くて、伝染したようにわたしの身体も熱くなってくる。


背中に回していた手で琉生の服をぎゅっと握ると、琉生の手にも力がこもって、さらにぎゅっと引き寄せながらその手が身体中を這い回る。
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