ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
暖かい風が吹く中、全速力で走った。
バンッと力余って勢いよく玄関を開ける。
「レトっ?…はぁっ……レト!?ねえ!!」
いない…いない!!
っ…勝手にいなくならないって約束したのに。
「…っもう一回、学校に戻ってみよう……。」
もしかしたらすれ違いで学校に迎えに来てくれているのかもしれない。
数分前に通った道をもう一度走って学校まで向かう。
…お願い。…お願いだから学校にいて。