ヒーロープリンセスと溺愛オオカミ
さっきよりも全速力で走り、学校の門が見えてきた。
だけど、そこにレトはいない。
「……っなんで?…いなくなっちゃったの?約束したじゃん……。」
ポタポタと次から次へと涙が溢れてくる。
周りの人の視線を感じるけど、そんなこと気にしていられないくらい涙が止まらない。
「うう〜。……っどこにいんのよお……レトのばかあああ〜!うわあああん!!!」
「っはぁっ…結愛ちゃん?」
今わたしが走ってきたほうから、聴きたかった声がした。
「!?れ、と…?レトっ!!」