心外だな-だって世界はこんなにも-
「見ろ! ここに消化器内科って書いてあるだろ。消化器内科って大腸とかの病気だよな? うちのじいちゃんが消化器内科で入院してたから知ってんだよ!」
何も言えなかった。
「何で隠すんだよ? それとも私のことが好きじゃないのか? 重い? 迷惑? だったらはっきりそう言って突き放せばいいだろ!」
美紀の涙を見るのも初めてだったが、美紀の溜め込んだ心の内を見るのも初めてだった。
「……何も言ってくれないんだな。」
美紀はパイプ椅子にドカッと座った。
「やっぱり、あんな形で付き合った私たちが上手くいくわけないよな……。」
そうしみじみと言う美紀。
やはり、話しておく必要があるのかもしれない。
俺と美紀の奇妙な出会いからの馴れ初めを____。