心外だな-だって世界はこんなにも-





電子音がピーッと鳴り響き、医者や看護婦が何やら物凄い機械を持って、慌ただしく病室になだれ込んできた。



俺は病室から締め出された。



ふと、横の廊下の窓から外を見た。



いつの間にか外は雪が降っていて、辺りが一面、薄い白銀のカーペットに包まれていた。




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