君依存
ふみかは、無言でりこのほうを見た。

黙って真一の後姿を見ていたりこがそのままの視線で「ふつーあの場であの子のこと言う?」

りこはそう言うが、ふみかにしてみれば大したことはないと思っていた。

「別に、あの子じゃないかもしれないじゃん?」

「ほんと、ノー天気にもほどがあるよ!?」

ふみかは首を傾げながら最後のパンを口にいれた。

「濱田先輩は、偵察に来たんだよ。きっと、湊先輩の態度がおかしかったから、何かあったって察して、うちらのところに来たんだよ」

遠くに見える真一を見ながら、ひとり頷くりこ。
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