君依存
「先輩!頑張れ!」

どこからともなく聞こえてきた声援。

それが自分に向けられているとわかっていたが、声のほうを見ることが出来なかった。

「ふみか!集中!」

「う、うん」

後半戦が行われた。


-----。


水道の蛇口をめいいっぱいひねり、勢いよく出る水にりこは頭を突っ込んだ。

「あぁ!もうちょっとだったのにぃ!!」

りこがバシャバシャと水をはじかせながら、声をあげた。

「相手の、追い上げすごかったね」

試合は、前半同様、ふみかたちがリードしていたが、相手のリーダーに火がついてしまい、あっという間に逆転されて、そのまま負けてしまった。
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