君依存
「本条と、何話してたんだよ」

と少し、耳を赤らめながら言った。

「え?」

「さっき見たんだ……お前が、本条と話してるところ……」

口に手を持っていき、恥ずかしそうにしている岳は初めて見た。

「本条君と……」

『先輩のことが、気になってるんです』

先ほどの光景がフラッシュバックする。

「試合、頑張ってくださいって言われただけだよ」

思わず嘘をついてしまった。
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