君依存
しばらくしてから「見ててくれたんですね」と小さい声で言った。

「おう。お前が見に来てくれなかったから、仕返しに見に行ってやった」

「し、仕返しって……次の試合は見に行こうと思ってましたよ」

「俺に言われたからだろ?」

「そう言うわけじゃ……」

あぁ!と先輩が大きな声をあげた。

びくっと驚き岳を見ると「まったく俺は……」と髪の毛をぐしゃぐしゃしていた。

「そうじゃなくて……」

何かを必死に言いたいのがひしひしと伝わってきた。

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