君依存
男子の決勝は、岳のクラスと、本条君のクラスだった。

「す、すごい女子の量……」

第二体育館に顔を出したふみかたちは、その居場所を確保するのが難しいほどの人の量に驚いていた。

「これじゃ、まともに試合見れないね」

「うん……」

ドンッと突然ぶつかられ、前につんのめりながら振り返ると、男バスのマネージャーがそこに立っていた。

「入り口で止まってると、邪魔!なんですけど」

明らかふみかめがけて、わざとぶつかったマネージャーがりこの隣に立っていた。
りこは「そっち側、あいてるじゃん」と顎で隣を指した。

思い切りりこを睨み付けたマネージャーは、つんとした顔で奥へいき、堂々と岳の前に行った。

< 205 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop