君依存
「くそぉ……」

前半は同点で終了した。

汗だくになっている先輩を見てたら、自然と足が彼に向いていた。

だがその目の前に本条君が立ちはだかった。

「ほ、本条君……」

「あ、先輩」

この子は、確信犯だ。

今、ふみかが、岳のところへ行こうとしたのを遮った。

「見ててくれたんだ……って先輩を、かな?」

薄ら笑うその顔には、少し余裕が見えた。

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