君依存
外の空気を吸いながら、高ぶった気持ちを落ち着かせた。

『本気で先輩の事奪います』

その言葉が頭から離れない。

ふるふると頭を振り、大きく深呼吸をした。

「そんなことを言われても……」

岳しか見てこなかったふみかは、突然のことでどうしていいのかわからないでいた。

「あれ?遠藤さん?」

試合を終えた堤君が、顔を出した。

「あ、堤君……」

何故か堤君を見た途端、涙が出てきた。

「え、えぇ?ぼ、僕何かした?」

ふみかは、何も言わず首を横に振った。

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