君依存
体育館の出入り口のところで、真一が本条君の様子をじっと見ていた。

「嫌な予感しかしない」

そう言って練習をしている岳のほうを見た。

「強力なライバルじゃね???」

誰となくつぶやくと、こちらに向かってきた本条君に声をかけた。
「さぼってなにやってんのぉ~?」
「先輩じゃないんで、サボったりしてないです」

「ほんとぉ?今ふみかちゃんのところにいたろ?」

「だったら?」

「あんまりちょっかいださないでね?」

真一は口は笑ってはいるが、目は笑っていなかった。

「だったら、ちゃんとつなぎとめておかないと、靡いちゃいますよ?おれ、モテるんで」

「はっはぁん。そんな自信持っちゃって。今に痛い目にあっても知らないよぉ?」

「岳先輩に言っておいてくださいよ。もたもたしてたら、さらっちゃいますよって」

本条君は、余裕の笑みを浮かべ体育館内へ行ってしまった。
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