さよならはまたあとで

お墓にはそんなに長くはいなかった。

「そういえば、どうして最近の律太のことを聞いたの?」

近所のカフェで遅めのランチをしていたとき、私はふと、明良の言葉を思い出した。

私は、人の死が分かってしまうことは明良にも話したが、律太が近いうちに自殺してしまうことは一切話していない。


「あぁー」


明良はそんなことかぁとばかりに笑う。
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