さよならはまたあとで
私は立ち上がり、勢いよく部屋を飛び出した。
階段を駆け下りて、玄関を飛び出す。
人気のない、飛び降り自殺ができる場所。
私は家の前で思考を巡らせる。
あ。
そうだ、学校。
私はこの前律太と話した学校の屋上を思い出した。
私は無意識のうちに、学校への道を走り始めていた。
呼吸するのも忘れるくらいに夢中だった。
片手で葛城へ電話をかける。
3コールしてから葛城は電話に出た。
「律太が死んじゃう!!!」
私は涙声で叫んだ。
「え?なに?優恵ちゃん?」
「律太が死んじゃう!!!学校の屋上!!
急いで来て!!!お願い!!!」
私は葛城の返事を待たずに電話を切ると、さらに速く走った。
涙が向かい風で飛んでいく。