さよならはまたあとで
私は誰にも邪魔されない時間を得たと考え、その時間を勉強や読書にあてた。

おかげさまで、私は中学受験をして合格することができた。

話が逸れてしまった。

中村燈太の話に戻ると、それは小学6年生の春に遡る。

彼は全てを奪われた私をよく気にかけてくれた、大切な人だった。
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