さよならはまたあとで
「わ、私は…日高優恵。
好きな色は水色。好きな食べ物はオムライス。
好きな動物は…燈太君と同じ…。」
「優恵ちゃんも猫好きなんだ!僕の家で飼ってるんだよ、乱丸って名前なんだ」
ケラケラと笑う彼の声に私もつられて笑いそうになる。
この日は結局、燈太が家まで送ってくれた。
家までの帰り道、彼はいろんな話を私にしてくれた。
こんなに人と話したのは久しぶりだった。
せっかく一人ぼっちに慣れてきた頃だったのに、また人が恋しくなってしまう、そんな日だった。