キミと再会

どん底

【那央】



梶さんと晴真の部屋で、打ち合わせ中



ガチャ!!!


「助けて!!!」


血相変えて、舞美が飛び込んで来た


「良いところに!!梶さんも松波君も!!
お願いします!!助けてぇ!!!」




花山先生に絞られ、大変な仕事を任された



「デザインの事、俺らに手伝えるか!?」



晴真が、言う通り

アイデアなんて、持ち合わせていない

特に俺は、色の組合せが得意だけど
晴真みたいに
コーディネートが突出してない
梶さんに至っては、ヘアメイクが素晴らしいけど
ファッションは、イマイチとか


手伝える気がしない…




「晴真!私…スランプなの!
知ってるでしょ!?1着も浮かばないの!
5着とか、無理だよ!!」



「マイさん!!
俺、今年初!!燃えてきました!!!
生地選んできます!!
ふんわりした奴ですね!!
松波君!!行くよ!!
色合いは、君に任せるからね!!」


「梶さん!!!ありがとう!!!」



今年…初って……

梶さんって、本当に舞美が好きだな




「はいはい!俺は、デザイン画のチェック
あと、書類の作成準備ね」


「晴真!ありがとう!!
私、衣装室で瞑想してくる!!!」




明後日まで、舞美の仕事を手伝うことに…






< 65 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop