きらきらふわり
「今日、さ……久野木先輩に会ったよ」


その後ろ姿に、勇気を出して投げ掛ける。

なんてことないって顔で言えてるつもりだけど……実際は心臓がバクバクと喉までせり上がってきていた。


「久野木? 誰それ?」


姉は冷蔵庫からヨーグルトを取り出しながら、面倒臭そうに言った。


それはかなりなダメージを私に与える。

憶えてないなんて……ショックだった。

私にとってはかなり強烈に胸に焼き付いた出来事も、姉にとってはあっさり忘れてしまう事だということが。


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