きらきらふわり
夏休み、玄関前に突然先輩が現れたことに興奮した。

「あああああせ、せ、せ、先輩っ!」

「お姉さんいる?」

真っ赤になった私にサラッとそう言った先輩の顔がいつになく真剣で。

私は黙って家に入り、二階の姉を呼び、リビングでテレビをつけソファーに腰掛けた。

その時に見たアニメの映像は今でも頭にこびりついていて、バスや電車に一人で揺られている時に、発作のようにふっと頭の中に浮かんできては胸を締め付けている。

本当は先輩がきらきらしてるから好きになったんだ。

いつも眼鏡の奥の瞳が優しく私を見てくれるから好きになったんだ。

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