彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「チョコたん、マジ、以心伝心系~!若い者同士、話し合う的な!?」

「「俺らも若いぞ!?」」


「本人がいいって言うんだから、気にしなくていいぜ。」

「お兄ちゃん!」





何か言いたそうな2人に、私の隣にいた瑞希お兄ちゃんが告げる。





「本当にありがとな。まさか、うちの子を助けてけてくれた車に乗った親切な2人組って、オメーらだったとはよ。なぁ、街で一番の走り屋さん達よ?」


(瑞希お兄ちゃん・・・・)



その口調にキュンと来る。

接客モードから、硬派モードにチェンジしていた。

初代総長の顔で語る瑞希お兄ちゃんに、背筋を伸ばした2人が頭を下げながら言った。





「ご挨拶が遅れてすみません。ここらで走らせてもらってます。『スカイハイ』リーダーの遠山タカオと。」

「補佐をしている片腕の長谷川トモキです。」

「略して、恐怖のタカ&トモっすよぉー!フォォー!!」

「うるせぇぞ、ちー!」

「つーか、俺らの真面目なあいさつをぶち壊すな、ちー!」

「めんご、めんご!ちゃんとちーは、しぃ~しますからぁー許してちょん!」



(軽いな・・・)



「ところでチョコたん、腕は平気系~?」

「え?」

「タカさんが~チョコたんが腕ひっぱられてるのを見たって言ってぇ~トモさんと俺と3人で、Bダッシュ的に走って来た感じだったから~!」

「そうだったんですか!?僕を心配して・・・?」

「ああ。お兄さんがいるのも見えたけど、放っておけなくてさ~」





聞き返せば、チャラオではなくタカさんが言った。





「しかも相手が、あの女だったからよ。」

「あれ、タチが悪いヤンキーだからね。チョコさんが無事でよかった。」

「タカさん、トモさん。」

「「大変だったなー?」」




そう言うなり、私の頭をなでてくるタカ&トモを見て思う。





(ほんと、子ども扱いされるな、私。)





この場合、相手より背が低いのも関係してるのかもしれないけど・・・



〔★そう思うことで、プライドを守った★〕



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