彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)
「モニカ先輩・・・真田先輩・・・」
「さすが、イオリン!顔が利くわ~」
「本人が講義で来れないから、一筆書いてもらったんだ。」
「どこの政治家っすか!?」
「いや、最近読んだ手塚治虫の漫画みたいだな?」
「ああ、『この漫画がすごい』ってやつに選ばれた?」
「このお席など、いかがでしょうか?」
「うーん、あの2人から見て、もう少し死角になるところはないかしら?」
「でしたら、あちらのお席はいかがでしょうか?」
「お、ここならバッチリ。」
「ここにしまぁ~す♪」
「では、こちらへ。」
椅子を引いて座らせてくれる辺りが、あたしらのよく店にはないサービスだと思う。
「では、ご注文の際は、呼び鈴でお呼びください。」
「あん、ありがとう♪」
お辞儀をして去って行くスタッフを、うっとりした目で見送るモニカ先輩。
「ねぇねぇ、今の人、渋くてイケてなぁーい?番号渡したら、返事くるかしら?」
「モニカ先輩、ナンパしに来たんじゃないっすよ?」
「いいじゃないのぉ!凛ちゃんだって浮気してるんだし~」
「凛はテメーの彼氏じゃねぇだろう・・・・!?」
「やぁーん、みーちゃんこわい!」
「つーか、静かにして下さいよ!ここ、思ったより近いんで、こっちの声も聞こえそうっすよ・・・!」
「あ、わりぃわりぃ!気をつける。」
「ごめんねぇ~おわびに、ここはあたしのおごりにしてあげる♪ねぇ、この『プリンセスのたしなみ』って良くなぁーい?写真が超可愛い!ケーキも、ジェラートも、ゼリーも、みんな美味しそうでキュートすぎるんですけど~♪」
「モニカ先輩、遊びに来てんじゃないんすよ?」
〔★モニカは乙女モードになっている★〕
「つーか、見事に甘いものばっかだな・・・和洋折衷そろってる。」
「女が好きそうな店だから、大河。」
「そうなると思うぜ、円城寺。」
「た、大変だぞ、みんな!ドリンクだけで1500円するぞ!?」
「なっ!?マジかよ!?フレッシュジュースが、2000円・・・!?」
「静かにしろ、長谷部、高千穂!ここは、コーヒー豆から直輸入して、店で焙煎もしてるんだぞ?これが妥当な金額だ。」
「真田先輩。」
「へぇ~カロリー表示はわかるけど、コーヒー豆を収穫した時期も記載するのか・・・参考になるなぁ~濃さだけじゃなく、器の温度も決められるのか・・・」
「みーちゃん、勉強熱心なのはわかるけど、後にしましょう?」
〔★瑞希は仕事モードになっている★〕