彼は高嶺のヤンキー様3(元ヤン)




「うははは!100円でも、足らへんかったなぁ~!どないする?かけなおすか?」

「そ、それはもちろん!もう一度かけ直ー」


〈だめよっ!!〉





私の代わりに、別の人が返事をした。




〈凛ちゃん!すぐに桃山女学院に向かって!あたしも合流するから!〉

「モニカちゃん。」


〈ご指名のラブコールありがとう!とっても下品だったけどねぇ~〉





私の携帯から響くオネェさんの声。

そんな相手に聞いた。




「小銭はあるので、かけなおした方が良いでしょうか?」

〈ダメ!会話聞かせてもらったけど~あのタイプは、あれ以上はしゃべらない!あたし達で謎解きしましょう・・・ますみちゃんにどーんな危険を用意してくれたか・・・!?〉

「わかりました。」

〈じゃあ、急いでね!後で会いましょう、凛ちゃん♪〉

「よろしくお願いします、モニカちゃん。」





そこで私達の会話は一度終わる。





「意外やなぁ~!モニカはん、かけなおさんでええって!」

「そうだけど、ここはベテランに従おう!ヤマト、早く行きましょう!」

「せやな!小銭、使わんでええしなぁ~」

「てか、かけなおすのが面倒くさい・・・」

「うはははは!それもそうや~しっかし、話の途中で切ったから、またかけてくる思って待つんちゃうかのー?」

「それならそれでいいです。」



これは1つの賭けだから。





「僕の電話を待って、相手がしっぽを出してくれれば助かりますからね・・・!」




これで相手の出方がわかるというもの!




「ますみちゃんを助けますよ!龍星軍の名にかけて!」

「まかしとき!」





ヤマトの背に隠れながら、公衆電話から離れる。

チラッと見たタバコ屋の中。

店主であるおばあさんは、将軍様に見惚れていてこちらに気づいていない。

そんなおばあさんを見て、少しだけ緊張がほぐれた。




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