大切な人へ

私は即実行に移し始める

自分がクラスの委員長になったことが
嬉しいと思ったのは初めてだったかもしれない



私はそれを利用して仕事を探し
職員室に向かった



担任の席に運んだノートを置く



「おー ありがとう!助かった」


お礼を言ってくれる担任の横は、鈴木先生。



『あの…鈴木先生』



彼がキィっと椅子を鳴らしてこちらを向いた。

心臓うるさい…落ち着け~‼


『科学で教えてほしいところがあって…
お願いできませんか?』


今日じゃなくてもいいんでとお願いすると


「じゃぁ明日の放課後は?」


『いいんですか⁉お願いします!』


あっさりと引き受けてくれた!

当たり前と言えばそうなんだけど
それが嬉しくて隠せてなかったみたい


一気にテンションが上がってしまった私を見て
彼がクスッと笑った

ドキッ…




こんなことで明日、私はもつのでしょうか…



大まかな場所を伝えて職員室を後にした




やった~‼先生と2人きりだ~‼

心の中でスキップをふんで帰った

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