ラブ パラドックス
キスで押し倒されながら、夏目くんの重みと熱を直に受け止める。

夏目くんの体は、燃えるように熱い。



こうなったこと。

これからするであろう行為に、迷いはなかった。


一人きりになりたくない夜。

目の前に、私を欲してくれる、私の好きな人がいる。


私の心と身体も、大好きな彼が欲しい。



今日まで築いてきた関係が、一瞬で崩れるなんて思いもせず。


後から、深い後悔と絶望に苛まれるとも知らず。



キスを、愛撫を、全身に受けながら、身も心も委ねた。



シーツの上、絡めた指に力が入る。


ゆっくりと、でも確実に昇りつめていくときも。


身体の深い場所で、夏目くんを感じて、溶けている間も。



絶対離そうとしない手に、何度も何度も、唇を落としてくれた。

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