ラブ パラドックス
「これ大学生のころか?」

「うん。こんなことしてるなんて恥ずかしすぎて知られたくなかった。でも誤解されたままじゃいやだから」


情けない。葉月の性格わかってるんだから、涼平から送られてきた画像を見たときすぐ気づくべきだった。

葉月はそういうことを、嬉しく自慢したり、自分から話したりするような奴じゃなかった。

逆に隠そうとする。そういう奴だった。


それから、幼馴染について話してくれた。

幼馴染は葉月の実家の近所に住んでいた。

親の経営する貿易関係の会社を継ぐべく大学に進学し卒業もしたが、美容師になりたいという夢をあきらめきれず、専門学校に入学した。

両親から大反対され勘当同然で家を飛び出した。

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