下村係長と同期の榎本くんの、シェア彼女…!?
下村係長は車のトランクを開けて、薬の数を確認。


何はともあれ、ちゃんと謝罪できたこと、無事薬を回収できたことにホッと一安心。


車へ乗り込むと、


───ツン、ツン


「…ッ!?」


下村係長の指がわたしの胸をつつく。


「な、何するんですか!?」


「おっぱいちゃんだって。確かにカナ、大きさ良し、形良しだよな。色までは確認できてないが」


「セクハラですっ」


「何を言う。コレは恋人としての権利だ」


恋、人…。


そうなんだ。


わたしが昨日の間違った告白を撤回できない以上、下村係長はわたしの恋人…。


嫌われるか、別れるかするまでは…わたしは係長の隣に居なきゃならないんだ。


心に榎本くんを置きながら。


榎本くん、どう思ったかな…。


“晩メシちゃん”“オレの”“カナのテク”なんて聞かされたら…ヒクよ、ね…。


でも、わたし。


やっぱり結ばれるなら榎本くん…榎本くんじゃなきゃ、ヤ。


今なら言えるかな…。


言ったら…怒るよ、ね…。


怒られても、それでも戻るなら今しかないんだ。


この関係が続けば続くほど、修正は不可能になってしまう。
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