素敵な夜はあなたと・・・~君に恋していたい~【番外編完】
その声に驚いた私はベッドから飛び起きると急いで服を整えた。
私は乱れた服を整えればそれで十分だったけれど、優也は昨夜寝た時の格好のままで裸のままだった。
だから、着る服がなくてかなり焦っては狼狽えていた。
「茜、俺の服はどこだ?!」
「昨夜はどこで脱いだっけ?」
二人して顔を見合わせると脱衣所で服を脱いでいたことを思いだした。
昨夜は二人一緒にお風呂に入って、そのまま裸のままベッドへと入った。だから、着替えが寝室にある訳がなかった。
だから、布団から一歩も動けない優也の為に洗面所へ行って着替えを取って来なければと、寝室のドアをこっそりと開けて廊下の様子を見ようとした。
すると、ドアの真正面にお祖父ちゃんが立っていて私達をしっかり睨みつけていた。
「今日は試着の予約を入れていた日だろう。なのに、まだ二人して布団から出てこれんのか?! 」
優也は布団で体を隠そうとしているものの、どう見ても上半身が裸なのは一目瞭然だ。それだけで、今私達がどういう状況にあったのか想像つくだろうにお祖父ちゃんは全くそんな遠慮する気配はなかった。
「あのぉ・・・・お祖父ちゃん?着替えたらそっち行くから、リビングで待っていてくれる?」
「10分も待てんぞ。早く来い!」
それだけ言うと寝室の前からいなくなった。