ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】











そして、受け取った花束をぎゅっと握りしめた。



ちゃんと言いたかったことが言える機会を貰えたのだ。私は前を見た。












「勝手に学校を辞めてごめんなさい。卒業式にも出られなくて。


本当に無責任で、駄目な担任だったと思うけど、こうやって皆でわざわざ集まってくれてありがとう。皆の担任で幸せだっ・・・・たよ」








少し、最後の方はつっかえてしまった。結局、泣いてしまった。












「泣かないでよ、先生。調子狂うな~」


「そーだよ。俺ら男子クラスは女の涙に慣れてないんだぜ?!」

「それは、お前だけだろー。俺は罪深いことに、女泣かせだからな」


「よく言うぜ!お前、この前後輩の女子に告白してフラれて泣いてたくせに」







なんだか不毛な会話だけど、聞いてて安心する。

私はしっかりと楽しい雰囲気を味わった。





なかなか人の話を聞かない癖のある生徒たちだったが、そういう手のかかる子達ほど可愛いと思うのも事実だ。




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