こんな私が、恋したみたいです。
「…唐辛子洗顔フォームが」



下向いて、見られないようにして。



「そっかそっか」



「…うん」



「もう一口いる?」



もう、楽しんでるじゃん。



「いる」



だけど、コーヒー味、ちょっと苦いけど、そんなに悪くない。



「ん、あーん」



「…ん」



おいしい、コーヒー味。



「明日は唐辛子洗顔フォーム使っちゃダメだよ!」



そう言ってこっちを向かせて笑わせてくれた。



「写真、とろーよ」



私が、初めて言った。


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