こんな私が、恋したみたいです。
すぐ横にチャリを停めて、その列に並ぶ。



「何ラーメンが美味いの?」



「俺は味噌がいい!ハズレはないから好きなのにしな」




ワクワクしてる目。これから探検にでも行くような。



私はずっと横見て、りっくん見てるのに、りっくんは1度もこちらを見ない。



「わかった」


そう言ったら、そのあとすぐ、店に入れた。



りっくんの言う通りだ。すぐだった。



カウンター席に並んで座る。



「味噌ラーメン2こ」



私が何を言う前に、りっくんが注文した。


好きなのにしろって言ったくせに、勝手に。



面白い。笑っちゃう。さすがだ。



「りっちゃん!写真!」



すでに携帯をセット済みだ。


「えー」



さっき、私が言った時は無視したくせに。



「りっちゃんが撮ろって言ったんじゃん!」


ほらほら、と私を急かす。



「覚えてたの?」


「もちろん!いやー、焦ったなぁ。りっちゃんがそんなこと言ってくれるなんて思ってなかったよーほんとにもうさぁ」




「撮ろ撮ろ」



恥ずかしい。さっきの話はもうなしにしたい。



「うん!」



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