結婚の約束をしよう
「そうなの?てかまたその話?」

深月も会ってるはずなんだけどな…全く興味がなさそうな声のトーンで返ってきた。

だって、私はこんなにもハッキリと覚えてるのに……陵が言ったことや、してくれたこと。

「深月…私の髪の毛、これいつからこうだっけ…。」

私はクセが抑えられた髪の毛を、陵が触れたその髪を、優しく触りながら言った。

「え?土曜日に美容院行ってきたって言ってたじゃん。」

「え…。」

美容院なんて行ってない…。

「じゃぁ、私のスカート……何で短くなってるの?」

深月がトイレから出てきて、鏡の前に立っている私の隣に並んだ。

「それは、あたしと同じくらいにしたいって結愛が言ったんだよ?」

「リボンは…?」

「リボンも。あ、ついでに言うならまゆ毛もね!」

「あ、うん!まゆ毛は合ってる…まゆ毛は深月が整えてくれたんだよね。」

「合ってるとか意味わかんないし。」

深月は、何が何だかといった表情で、鏡に映る私を見ていた。


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