青空の下に咲いた花は…君という花でした。
みんな、春休みから少しずつ部活に参加して行って入学式にはもうみんな部活が決まった状態だった。
季節はずれのインフルエンザにかかった私は、春休み中ずっと寝込んだまま。
当然、部活なんて参加できなかった。
こうやって、外から練習を眺めてると、もう
部内ではお互いに輪ができていて、私が入る余地もない気がしてきてしまう。
親友の葵も、最初は一緒にマネージャーをやるって言ってくれていたのに、いつのまにか他の部活に入っていたし…。
あの輪に入ってマネージャーやらせてください!なんて言えない…。
はぁっとため息をつく。
もう帰ろうかなと思って、引き返そうと、校庭に背を向けた時…。