青空の下に咲いた花は…君という花でした。

私が男の子の前を通り過ぎようとすると、

「おい、ちょっと待てよ。」

ぐいっ。肩を引かれた。
えっ。ちょっと待って。
声を出そうとした時には遅かった。

バランスを崩した私は、男の子の方に、
寄りかかるように転んだ。

「すっ、すみません」
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