リアルな恋は落ち着かない
「橘内さんて30歳くらいですか?五十嵐さんより年上ですよね」

「そ、そうだけど・・・。いっこしか違わないし・・・私は、26です!!」

「えー!?やだ、マジで?逆に見えなーい」


(!?)


「あの!どういう意味ですか・・・!」

「えー。そのまま。昨日の人といい、橘内さんといい、理解力ないんですねえ」

クスリと笑うまりんちゃん。

「昨日の人」というのは、美瑠久ちゃんのことを言っているのだろう。

私は人生史上最大に、猛烈な怒りがわいてきた。

「き、昨日もだけど・・・そういう言い方、すごく失礼だと思う!」

「うわ!超必死。おかしーい」

「!?」


(な、なんなの・・・!?)


「説教くさいオバサンて、ほんとにウザいんですよねえ」

憤慨する私に、まりんちゃんはまた「くすっ」と笑う。

「26ってやたら必死になっちゃってるけど。あともうちょっとで30でしょ?私から見たら変わらないけど。

・・・なんかほんとに信じらんない。五十嵐さんてかっこいいのに、趣味がずいぶん悪いっていうか。

絶対すごいモテるのに・・・こんな会社にいるから、女を見る目もなくなっちゃうんだと思います」

「!?」


(な、なななな・・・!!)


確実に、私は侮辱されたと思うけど、タシロワークスまで「こんな会社」と言われてしまった。
< 169 / 314 >

この作品をシェア

pagetop