リアルな恋は落ち着かない
(なっ・・・!)


悔しいのに、悔しすぎて、上手く言葉が出てこない。

唇を震わす私に、まりんちゃんは勝ち誇ったような顔をした。

「とにかくすぐに諦めて。私の方が似合うから」

ゾクリとするような目力を添え、低い声で言い放つ。

けれどその後、突然、嘘のようにアイドルスマイルにコロリと変わった。

「じゃあ、そういうことなので。よろしくお願いしまーす」

まりんちゃんはかわいらしい声を出すと、そのままその場を立ち去った。










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