リアルな恋は落ち着かない
むしろ、後退させてこじらせた気がする。

彼は、はっとした顔をしていたけれど、あの後、なにを言おうとしたのだろうか。


(メールとか、送っておいた方がいいのかな・・・)


そんなことも思うけど、なんて書けばいいものか、それもわからず悩んでしまう。

結局キスはしたのかって、彼の返事を促してみる?

それとも、さっきは急にごめんねって、突然の問いかけを謝ったほうがいいのかな。


(・・・うーん・・・)


どちらにしても、躊躇してしまうことだった。

いまはもう、自分から事を動かす勇気もないのだ。


(五十嵐くんも、連絡するって言っていたけど・・・)


後で、電話かメールがくるのだろうか。

話したい気もするけれど、あの続きを彼から聞いて、話をするのも怖かった。

「はあ・・・」

寝返りを打ちながら、彼とのことを何度も何度も考える。

けれどいつしか疲れた私は、いつの間にか深い眠りについていた。











< 211 / 314 >

この作品をシェア

pagetop