リアルな恋は落ち着かない
すると。
「・・・橘内さん」
左の頬が、大きな手に包まれた。
そのあたたかな感触に、応えるように顔をあげた。
「そういう顔をさせるつもりじゃなくて。先走ったオレが悪い」
「・・・ううん・・・」
「ほんとに。橘内さんはそれでいいし・・・ある意味、よかったなって思うけど。ただ、嫌われたかなって、オレが不安になっただけ」
真っ直ぐに見つめられ、身体がとろけそうになる。
勇気はないのに、もっと近づきたいと思う。
私はとてもわがままで、そして多分、とても幸せなのだと思った。
「今日はもうなにもしないし。今度はちゃんと、橘内さんの気持ち考えるから」
「うん・・・」
彼の気持ちが嬉しくて。
左頬にある彼の手に、私は、自分の手をそっと重ねた。
すると彼は驚いたような顔をして、瞬時に顔を赤くした。
「・・・やっぱ、やばいな」
彼が呟く。
そしてわずかに視線を外した後で、私に軽くキスをした。
ほんの一瞬、甘い衝撃。
重ねていた手もなにもかも、私にあった全ての力は、すぐに抜けて落ちてしまった。
「・・・ひとつだけ、約束してもらっていいですか」
私の頬に触れたまま、五十嵐くんが呟いた。
「・・・橘内さん」
左の頬が、大きな手に包まれた。
そのあたたかな感触に、応えるように顔をあげた。
「そういう顔をさせるつもりじゃなくて。先走ったオレが悪い」
「・・・ううん・・・」
「ほんとに。橘内さんはそれでいいし・・・ある意味、よかったなって思うけど。ただ、嫌われたかなって、オレが不安になっただけ」
真っ直ぐに見つめられ、身体がとろけそうになる。
勇気はないのに、もっと近づきたいと思う。
私はとてもわがままで、そして多分、とても幸せなのだと思った。
「今日はもうなにもしないし。今度はちゃんと、橘内さんの気持ち考えるから」
「うん・・・」
彼の気持ちが嬉しくて。
左頬にある彼の手に、私は、自分の手をそっと重ねた。
すると彼は驚いたような顔をして、瞬時に顔を赤くした。
「・・・やっぱ、やばいな」
彼が呟く。
そしてわずかに視線を外した後で、私に軽くキスをした。
ほんの一瞬、甘い衝撃。
重ねていた手もなにもかも、私にあった全ての力は、すぐに抜けて落ちてしまった。
「・・・ひとつだけ、約束してもらっていいですか」
私の頬に触れたまま、五十嵐くんが呟いた。