リアルな恋は落ち着かない
聞けば、大学はさすがに別になったけど、二人は高校まで学校も同じだったそう。
仲のいいグループはいつも別々だったけど、つかずはなれずの程よい距離で、いい関係がずっと続いているらしい。
「友達の中では一番長い付き合いか」
「そうだなあ。まさかこんなに続くとは」
五十嵐くんの問いかけに、宇佐美くんが感慨深気にうんうん頷く。
確かに、幼稚園から社会人になるまで続いている友達なんて、とても貴重な存在だろう。
「・・・っと、お二人は?」
宇佐美くんが、私とももさんを交互に見ながら問いかける。
すると、ももさんはビールを置いてすぐにその疑問に答えた。
「私たちは高校からの友人だ。一年でクラスが一緒になって」
「へえ・・・。じゃあ、それからのつきあいですか」
「そう。長いと思っていたけれど、幼稚園からの付き合いにはさすがに負けるな」
ももさんの呟きに、私も一緒に頷いた。
(高一で出会って早10年・・・とか思っていたけど、幼稚園からだと、その倍くらいになるもんね)
となると20年・・・。
その長い時間を想う。
私も、これからあと10年先も、ももさんと変わらずに友達でいれたらいいなと思った。
それから、それぞれの学生時代の話でちょっと盛り上がる。
宇佐美くんが科学部で、ももさんがアニメ研究会に所属していたことが判明すると、お互いに「そんな感じ!」と言って二人で盛り上がっていた。
仲のいいグループはいつも別々だったけど、つかずはなれずの程よい距離で、いい関係がずっと続いているらしい。
「友達の中では一番長い付き合いか」
「そうだなあ。まさかこんなに続くとは」
五十嵐くんの問いかけに、宇佐美くんが感慨深気にうんうん頷く。
確かに、幼稚園から社会人になるまで続いている友達なんて、とても貴重な存在だろう。
「・・・っと、お二人は?」
宇佐美くんが、私とももさんを交互に見ながら問いかける。
すると、ももさんはビールを置いてすぐにその疑問に答えた。
「私たちは高校からの友人だ。一年でクラスが一緒になって」
「へえ・・・。じゃあ、それからのつきあいですか」
「そう。長いと思っていたけれど、幼稚園からの付き合いにはさすがに負けるな」
ももさんの呟きに、私も一緒に頷いた。
(高一で出会って早10年・・・とか思っていたけど、幼稚園からだと、その倍くらいになるもんね)
となると20年・・・。
その長い時間を想う。
私も、これからあと10年先も、ももさんと変わらずに友達でいれたらいいなと思った。
それから、それぞれの学生時代の話でちょっと盛り上がる。
宇佐美くんが科学部で、ももさんがアニメ研究会に所属していたことが判明すると、お互いに「そんな感じ!」と言って二人で盛り上がっていた。